昨年は自然災害や原発事故により、「防災」「節電」への意識が今まで以上に高まった年でした。本紙でも何度か特集記事を組みましたので、皆様のご参考になれば幸いです。
今回は、角度を変えて「防犯」について特集したいと思います。特に、住宅に結びつきの強い「空き巣」をピックアップしました。空き巣被害にあうと、あなたの大切な財産がなくなるとともに、「自分の安住の場所が見知らぬ者に侵入された。」という大きな精神的ショックを受けます。空き巣は、ドアや窓に対する防犯対策、普段からの心掛けで防ぐことができます。
ドアの防犯対策
1.玄関ドアの鍵
ピッキングに強いシリンダーを備えていますか?
「ピッキング」とは、カギ穴に特殊な工具を差し込んで、錠シリンダー部分を操作し、不正に解錠する手口をいいます。
「シリンダー」とは、カギを差し込んで回す部分のことをいいます。差し込むカギのディンプルや鍵山、溝の形で一致するカギか異なるカギかを識別します。
サムターン回し対策はしていますか?
「サムターン回し」とは、針金・特殊工具を挿入してサムターンを回して解錠する手口です。防犯サムターンには、サムターンを取り外せるもの(脱着式サムターン)やサムターンについているスイッチを押さないと解錠できないものもあります。
2.補助錠
ドアの上部等に補助錠を取り付けましょう。1つのドアに錠を2つ以上設置すると、侵入に要する時間も増えます。泥棒は、侵入に時間のかかる家を嫌います。
3.丈夫なドア
バールによるこじ破りやその他の破壊行為に耐えるような丈夫な材質や構造のものにすると効果があります。
4.ガードプレート
ドアとドア枠に隙間があるとバール等の工具を差し込まれ、ドア錠を破壊されてしまう可能性があります。ドアとドア枠の隙間にガードプレートを取り付けましょう。
窓の防犯対策
補助錠を設置する
空き巣の侵入手口で一番多いのが窓のガラス破りです。泥棒は、クレセント錠付近のガラスを割って、クレセント錠を解錠し侵入します。
破壊に強いガラスにすると効果があります。
窓ガラスを防犯ガラスに交換すると、ガラスを破壊するのに時間がかかり、ガラス破りによる侵入が難しくなります。「防犯ガラス」とは、2枚以上のガラスに樹脂中間膜を挟んだものです。
防犯性能の高い建物部品
「防犯性能の高い建物部品」を広く普及促進するうえで、共通呼称(防犯建物部品)と共通標章(CPマーク)が、官民合同会議で制定されました。このマークは、「防犯性能の高い建物部品目録」に掲載・公表された「防犯建物部品」のみに使用が認められています。
さらに泥棒の侵入を防ぐために
センサーライト
動くものに反応し、ライトが点灯する「センサーライト」を死角になる場所などに設置すると効果があります。
警報ブザー
ドアや窓の不正な開閉に反応したり、窓ガラスの振動に反応する警報ブザーを設置すると効果があります。
習慣にしてください
施錠は確実にする
ゴミ出しや買い物など、短時間の外出でも施錠をするようにしてください。特にカギ掛けを忘れがちな浴室やトイレの窓なども、施錠の確認をするよう心掛けてください。
合鍵を置いておかない
合鍵を郵便ポストや植木鉢の下に置かないようにしましょう。
足場になるものは片づける
脚立やポリバケツは、泥棒が侵入するための足場となります。庭に足場になるようなものはないか確認をしてください。
新聞を溜めないようにする
新聞が溜まっていると、「留守宅である。」と泥棒にわかってしまいます。長期間留守にする時は、新聞の配達をやめてもらうよう依頼をしましょう。
